嵐山が北海道に?不思議に思われるかもしれませんが、「嵐山展望台」という名前は、見下ろす景色が京都の嵐山に似ていることからそう名付けられました。
嵐山展望台への行き方は、バス路線上に嵐山展望台は無いため、車で行くことをおすすめします。
標高253mの嵐山展望台の高さからは、夜になると旭川市を一望できる夜景が広がり、とても美しい景色をみせてくれます。
嵐山展望台からは、気象条件が揃う秋頃になると、一面を覆う霧による雲海を見ることができます。
嵐山展望台から見下ろした右手には、水神龍王神社がありその敷地内にある底なし沼にまつわる「妖刀伝説」があります。
この記事では、嵐山展望台の行き方、夜景や雲海は見えるのか、妖刀伝説などを詳しく解説します。
見下ろす景色が京都の嵐山に似ている「嵐山展望台」。素敵ですね。
嵐山展望台の行き方は?
旭川中心部から西へ約8㎞にある嵐山展望台。バス路線上に嵐山展望台はありません。
嵐山展望台に一番近いバス停から徒歩約30分。車かタクシー利用をおすすめします。
バスを利用する場合
嵐山展望台の最寄り駅は、JR旭川駅です。
•JR旭川駅(1条8丁目)→3・23番旭川電気軌道「近文25丁目行き」乗車→「北邦野草園入口」下車(所用時間:25分・片道250円)。
→徒歩約30分、約700m→嵐山展望台
車を利用する場合と駐車場
嵐山展望台には、車を停めて周辺を散策するには十分なスペースがあります。
•旭川中心部→国道237号線、道道98号線経由、嵐山観光道路(所要時間:約30分・約8km)。
車で頂上まで行けますが道幅が狭い所もあり、砂利道を走行しますので注意が必要です。
•駐車場(無料)嵐山展望台のすぐ近くにあります。トイレ有。街灯はないため、懐中電灯などあると良いでしょう。
•JR旭川駅前のタクシー乗車すると、3000円程度で到着可能です。
〒071-1249 北海道上川郡鷹栖町9線
嵐山展望台から夜景は見える?
嵐山展望台からは、旭川を一望できる夜景を見ることができます。
標高253mの嵐山展望台からは、東西に約160度ほど視界が開けますので、東側に旭川中心部の灯りと、北東側に鷹栖町の灯りが見えます。
嵐山展望台から見下ろした手前を、道央自動車道が通っているため、道路の街灯が並び、走行する車のライトも美しい夜景を見ることができます。
嵐山展望台から見る夜景の見頃は、石狩川のシルエットと街の灯りが浮かび上がる、日没の頃がおすすめの時間帯です。
嵐山展望台では、旭川全市を一望できる夜景はもちろんキレイですが、街灯がありませんので、晴れた日の夜空には、天の川も見える星空を見ることができます。
また、嵐山展望台は花火見物としても市民にとって人気のスポットになっています。
嵐山展望台から雲海は見れる?
嵐山展望台からは秋頃になると、気象条件が揃うことにより霧による雲海を見ることができます。
旭川地方気象台によると、予想最低気温が5℃以下で昼夜の寒暖差が大きい秋は、未明から明け方にかけて霧が発生しやすいといわれており、このころが嵐山展望台から雲海を見るチャンスです。
また旭川は周囲を山に囲まれた上川盆地という地形も影響して雲海が発生しやすいと言われています。
条件が揃うと、嵐山展望台からは、眼下に見渡すかぎり広がる幻想的な雲海に出会うことができます。
嵐山展望台から雲海を見ることが出来る時間帯は、夜明け前の早朝が多いようです。
嵐山展望台からタイミング良く雲海を見れた後には、大雪山系の山々から登る、日の出を見ることができ、辺りをオレンジ色に染める瞬間は神々しく感じられます。
嵐山展望台の料金や営業時間は?
嵐山展望台の料金は、無料で楽しめます。
また営業時間の取り決めはありませんので、入場自由です。
しかし11月下旬~4月下旬は冬季通行止めのため、入場できません。
嵐山展望台は、国有林地区とされていましたが、昭和32年に無償貸与したことで嵐山公園ができ、その後、現在の嵐山公園、嵐山展望台が出来上がりました。
嵐山展望台は、2階建てになっており、2階に上がると、東西に約160度ほど視界が開ける景色を見ることができます。
嵐山展望台は、自然豊かな場所になり、運が良ければエゾリスを見ることができます。
嵐山展望台がある嵐山公園は、自然豊かな癒しスポットです。
嵐山展望台眼下に見える「妖刀伝説」とは?
嵐山展望台から見下ろした右手には、水神龍王神社が見え、その境内にある底なし沼には、刀が投げ込まれたという「妖刀伝説」があります。
その昔、災いをもたらすとされる妖刀が光り、夜な夜な集落の人々を困らせていました。
そこで、妖刀を沼に投げ入れて祈りをささげたところ、巨岩がその姿を現して轟音とともに2つに裂けたと言われる「妖刀伝説」が残されています。
水神龍王神社の社殿の工事を行った際に、底なし沼に沈めたとされる妖刀が出てきたといわれ、現在も水神龍王神社でご神体として祀られています。
また、平成時代に入るまで底なし沼は実在していたといされ、神社近辺の整備工事の際に埋め立てられたと記録に残っているようです。
旭川市の博物館の企画による学習ワークシートで、チェックポイントの1つとして、水神龍王神社にある「底なし沼」が取り上げられています。
まとめ
嵐山展望台は旭川中心部から西へ約8㎞の距離にあり、バス路線ではありませんので車で行くことをおすすめします。嵐山展望台のすぐ近くに無料駐車場があります。
標高253mの嵐山展望台からは、東西に約160度ほど視界が開け、東側に旭川中心部の灯り、北東側に鷹栖町の灯りの、旭川を一望できる夜景を見ることができます。
嵐山展望台からは秋頃、気象条件が揃うと霧による雲海を見ることができ、その光景はとても美しく神秘的です。
嵐山展望台の料金は、無料で、営業時間の取り決めはなく入場自由です。
しかし11月下旬~4月下旬は冬季通行止めのため、入場できません。
嵐山展望台の眼下に見える、水神龍王神社境内の底なし沼には、刀が投げ込まれたという「妖刀伝説」があります。
市内中心部から車で約30分の距離にある嵐山展望台。四季折々いろいろな景色が見ることができる自然豊かな観光スポットです。
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