2027年のNHK大河ドラマが『逆賊の幕臣』に決定しました。
\2027年大河ドラマ発表/
— NHKドラマ (@nhk_dramas) March 3, 2025
【#逆賊の幕臣】
主演:#松坂桃李
作:安達奈緒子
主人公は幕臣・小栗上野介忠順、勝海舟のライバル!日本初の遣米使節として新時代の文明を体感。新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才だが明治新政府に「逆賊」とされ歴史の闇に葬られたーhttps://t.co/WCiJz40whG
主人公の小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけ ただまさ)を演じるのは、松坂桃李さん。
激動の時代である幕末において、江戸幕府の要職にあった小栗忠順。
勝海舟のライバルといわれてました。
この記事では、以下のことについてご紹介していきます。
•小栗忠順は何をした人?功績も
•小栗忠順を演じる松坂桃李
•小栗忠順の遠い親戚にはK-1戦士「武蔵」が!?
小栗忠順とは何をした人?
幕末の激動期、幕臣だった小栗忠順。
外国奉行を務め、実際に海外諸国を視察した経験から、日本の工業化が急務であることを訴え続けました。
軍略家としても優れており、戊辰戦争時の新政府軍の作戦参謀である大村益次郎は、
後に小栗忠順の江戸における戦闘の作戦を耳にすると
「その策が実行されていたら今頃我々の首はなかったであろう」
と感嘆して述べた、と言われています。
小栗忠順の功績は?
小栗忠順は、1860年(安政3年)日米修好通商条約批准のためにアメリカに渡りました。
その際、ワシントンで海軍の工場を視察。
その工業力に驚愕し日本にとって近代工業化が不可欠と悟ります。
帰国すると、欧米列強に対抗するため、軍事力の増強と幕府の財政再建に尽力しました。
歴史作家・司馬遼太郎氏に「明治国家の父の一人」と言わしめた小栗忠順。
当時から、明治時代の富国強兵、殖産興業につながる考え方をもっていたといえるでしょう。
また、言葉のセンスにも優れ、英語の「company(カンパニー)」と「商社」と訳したのは小栗忠順だと言われています。
小栗忠順なぜそれほど有名ではない?
薩摩・長州を中心とする新政府軍との戦争で、恭順の意を表明した15代将軍・徳川慶喜や、江戸無血開城を実現させた勝海舟と異なり、小栗忠順は徹底抗戦を主張していました。
そのため、1868年に新政府軍に捕縛されると、正式な取り調べを受けることなく、斬首という処分を受けることとなりました。
明治時代は、薩摩と長州を中心とする歴史観に支配されていたため、幕府軍として最後まで新政府軍に対抗した小栗忠順の評価は著しく低かたのです。
“ライバル”と目された勝海舟とは比べられないほど劣っていました。
そのため、子供向けの伝記として取り上げられる勝海舟と比べて、小栗忠順は日本史の教科書にさえその名が記されることが少ない存在であったのです。
小栗忠順を演じるのは松坂桃李
『逆賊の幕臣』に登場する小栗忠順を演じるのは、人気俳優の松坂桃季さんです。
2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) March 3, 2025
主演は松坂桃李に決定❗️
起用理由を統括Pが明かす
「品格、知性、安心感、演技力…」https://t.co/y8x2tmpXek
勝海舟のライバルと言われた小栗上野介忠順の活躍を描く。脚本は「透明なゆりかご」「おかえりモネ」などの安達奈緒子氏が担当。#逆賊の幕臣 #松坂桃李 pic.twitter.com/61gJydYGdf
今回の大河ドラマ主役起用について制作統括の勝田夏子さんは、

各作品の狙い、あるいは『なんでこれを今やるのか』という思いを的確に捉えてくれる。
と、松坂桃李さんの理解度の高さや、意図の汲み取りを称賛。

絶対悪い人じゃない、という安心感を根っこからお持ちの方。
と魅力を語っています。
松坂桃季さんは、2020年に人気女優の戸田恵梨香さんと結婚。
2023年には第一子が誕生しています。
小栗忠順の遠い親戚にはK-1戦士「武蔵」が!?
1990年代後半、『K-1 GRAND PRIX』ヘビー級で日本のエースとして世界の強豪を戦った格闘家・武蔵。
現在52歳の武蔵さんは、格闘家を引退後はタレントとして活動していますが、
実は小栗忠順の妻と武蔵さんの曽祖父の母が姉妹。
武蔵さんのお父さんは、何と平成時代になっても小栗忠順を見捨てて死に追いやることになる勝海舟を憎んでいた、ということです。
ライバルでもあった勝海舟を演じるのは、果たしてどの俳優さんになるのでしょうか。
まとめ
2027年のNHK大河ドラマが『逆賊の幕臣』に決定しました。
主人公の小栗忠順を演じるのは、松坂桃李さん。
小栗忠順は、実際に海外諸国を視察した経験から、日本の工業化が急務であることを訴え続けました。
しかしライバル”と目された勝海舟とは比べられないほど小栗忠順の評価は低かったようです。
今回の主役起用について制作統括の勝田夏子さんは、
「絶対悪い人じゃない、という安心感を根っこからお持ちの方」と魅力を語っています。
明治政府が最も恐れたと言われる男・小栗忠順役の松坂桃李さんの演技が今から楽しみですね。
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