2025年(令和7年)のシーズンが開幕して2か月になろうとしていますが、パリーグの順位は開幕前の予想と大きく異なる結果となっています。
ホークスが出足でつまづいたことも予想外ですが、千葉ロッテが大きく負け越して最下位に低迷していることも話題となっています。
主力のケガによる離脱もありませんし、昨年はFA補強をしたり主力外国人の残留もあり、戦力ダウンの要素は少ないように思えますが、現在パ・リーグ最下位で借金10です。
なぜ今年の千葉ロッテは弱いのでしょうか。
この記事では、現在千葉ロッテが弱い理由5つについて詳しく解説して、今後の浮上に向けて千葉ロッテがどうすべきか、考えてみたいと思います。
千葉ロッテが弱い理由5選
2025年のシーズン、開幕から〝絶不調〟の千葉ロッテ。
13年ぶりのビジター10連敗で、7年ぶりの借金10を記録するなど浮上の気配が見えません。
千葉ロッテ、13年ぶりビジター10連敗 今季9度目の0封負けで5連敗 7年ぶりの借金10 https://t.co/lJ7sDPPEN8
— 日刊やきう速報 (@nichiyakyu) May 14, 2025
開幕前の評論家による順位予想では、優勝予想こそありませんでしたが、千葉ロッテを最下位とする声はなかったはずです。
ここでは、千葉ロッテが弱い理由を5つ解説します。
佐々木朗希のメジャー移籍
千葉ロッテが弱い理由に1つめは、ローテーションの中心投手・佐々木朗希投手のメジャー移籍です。
2019年(令和元年)のドラフトで1位指名を受けて千葉ロッテに入団した佐々木朗希投手は、2021年(令和3年)に一軍デビューすると、ローテーションピッチャーとして活躍してきました。
故障がちで首脳陣も起用法には慎重だったため、1度もフルシーズン働くことはありませんでしたが、2022年(令和4年)4月には、NPB史上最年少で完全試合を達成。
「令和の怪物」として圧倒的なインパクトを残しました。
実働わずか5年、実績としてはまだまだこれからの投手でしたが、2024年にMLBに挑戦。
千葉ロッテとしては、前年10勝して今後エースとして活躍が期待される若手ピッチャーが抜けたことになり、その影響は大きいといえるでしょう。
リリーフ・益田直也の不振
2つめの理由は、リリーフ・益田直也投手の不振による影響です。
長年セットアッパー、クローザーと活躍してきた投手陣のリーダー的存在・益田直也投手は今年35歳。
リードしている試合の9回をすんなりと締めくくることが出来ないケースが増え、信頼の揺らぎを感じるようになりました。
「あれ、益田じゃないんだ……」
2024年のCSで日ハムの万波中正選手に、同点ホームランを打たれたことが影響したのかもしれませんが……。
扇の要・佐藤都志也の大不振
3つめの理由は、扇の要となるべき佐藤都志也捕手の大不振です。
2024年にオールスターMVP、パリーグのベストナイン、プレミア12で侍JAPANに選出。
2025年もさらなる飛躍が期待されたのですが、春季キャンプで自打球を足に当てて親指を骨折。
開幕戦ではチーム第1号となるホームランを打ちましたが、その後は極端な打撃不振が続き、現在は二軍で調整中となっています。
2026年WBCでもマスクをかぶるのでは、と期待されていた佐藤都志也捕手の復活が待ち遠しいところです。
主力となるべき安田尚憲選手と和田康士朗選手の出遅れ
4つめの理由は、主力となるべき安田尚憲選手と和田康士朗選手の出遅れです。
毎年期待されながら結果を残せていない安田尚憲選手の出遅れ。
•2024年、55試合出場、打率.228、打点15、本塁打ゼロの極度の不振。
「シンプルに実力不足」と本人。
ドラフト1位で入団した安田尚憲選手は、清宮幸太郎選手・村上宗隆選手と同学年。スラッガーとして期待されていますが、ここ数年は清宮、村上と差がついてしまいました。
5月半ばになってようやく1軍のスタメンになりましたが、ファンはまだまだ満足できないでしょう。
球界を代表するスピードスターの1人、和田康士朗選手の二軍暮らし。
•2025年はもともと苦手なバッティングの状態がさらにひどくなり、4月後半に二軍降格後はイースタンでも打率.150と絶不調……。
2021年にはパリーグの盗塁王となり、俊足が武器の和田康士朗選手。
20代半ばで、チームの主力となるべき安田尚憲選手と和田康士朗選手の活躍が待たれるところです。
期待の大型新人・西川史礁の登録抹消
5つめの理由は、期待の大型新人といわれた西川史礁(みしょう)選手の打撃不振により、4月下旬に登録抹消になったことです。
最下位低迷の原因を新人選手に押しつけるの酷なのですが、青山学院大学時代に、学生ながら侍JAPANに選出され、迷いのない思い切りのよいスイングで話題となりました。
即戦力としてドラフト1位で入団、新人王に!とファンの期待は大きかったものの、10試合38打数5安打、ホームラン0、打率.132と極度の打撃不振に陥り、プロの壁にぶち当たったといえます。
千葉ロッテの逆襲の可能性は?
2025年のシーズンはまだ始まったばかり、6月からNPBではセパ交流戦がスタートすることもあり、まだまだ千葉ロッテにも逆襲の可能性は残されているとおもわれます。
これほど負けが続いても、千葉マリンスタジアムのライトスタンドでは、熱狂的なマリーンズファンが熱い声援を送り続けています。
千葉・幕張の夜空にマリーンズファン歓喜の声が響くのではないでしょうか。
まとめ
開幕して2か月になろうとしていますが、千葉ロッテが大きく負け越して最下位に低迷していることが話題となっています。
千葉ロッテが弱い理由5つ、考察です。
•佐々木朗希のメジャー移籍
•リリーフ・益田直也の不振
•扇の要・佐藤都志也の大不振
•主力となるべき安田尚憲選手と和田康士朗選手の出遅れ
•期待の大型新人・西川史礁の登録抹消
まだシーズは始まったばかりですから、投手陣が踏ん張り、打線の爆発に期待したいですね。
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