【べらぼう】唐丸は誰?写楽か歌麿か?その将来を演じる俳優は?

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大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で、いつも主人公・蔦重こと蔦屋重三郎のそばにいる謎の少年・唐丸。

唐丸を演じているのは12歳の渡邊斗翔(とわ)くん。

第3回までの放送では、ストーリーにアクセントをつけるために生み出された架空の人物と思われていました。

しかし、第4回の放送で子供ながらに「絵師」としての才能を感じさせる演出が。

「将来的に唐丸が写楽になるのでは?」「美人画といえば歌麿かも」など、唐丸の将来について話題となっています。

この記事では唐丸の今後について予想しながら、詳しくご紹介します。

•唐丸の正体で最も可能性が高い「写楽」説 3つ
•唐丸の正体「歌麿」説 3つ
•唐丸の将来を演じる俳優は

唐丸の正体で最も可能性が高い「写楽」説

大河ドラマ『べらぼう』に登場する謎の少年・唐丸の正体について、様々な可能性が噂されているようです。

中でも、最も可能性が高いとされているのは、いまだに謎につつまれた浮世絵師・東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)です。

唐丸の正体が「写楽」ではないか、と思われる理由を3つご紹介します。

唐丸の天才的な絵の才能

唐丸は下絵を見事に模写し、蔦重を驚かせるほどの画力を披露しました。

この突出した才能は、後の謎の浮世絵師・写楽の登場を予感させます。

蔦重は唐丸の才能を見て「おまえはとんでもねえ絵師になる! 間違いなくな。おれが当代一の絵師にしてやる!」と宣言しています。

これは、蔦重が将来、唐丸を写楽として売り出す伏線と解釈することができます。

唐丸と写楽の謎めいた背景

唐丸は明和の大火(1772年)で記憶を失い、出自が不明です。

これは、写楽の生没年、出身地・本名など素性が全く分かっていないという歴史的事実と合致します。

写楽の絵師として活動した期間も約10か月と言われています。

天涯孤独である謎の少年・唐丸のキャラクターは、ミステリアスな写楽の人生と重なるのではないでしょうか。

蔦重と写楽の関係性

蔦重と写楽の関係性については、写楽が描いた絵は全て蔦重の店から出版された史実が残されています

蔦重と写楽がとても近い間柄であったことは確かでしょう。

写楽の絵師としての活動は約10か月と異例なほどの短さですが、その間に145点を描きました。

一目見て「写楽だ」とわかるデフォルメされた歌舞伎の役者絵で世界的に評価されています。

しかし、その作品は活動前期と後期で大きく品質に差があります。

後半になる程急速に質が落ちていることも謎の一つとされています。

「写楽の正体」の有力候補は?

あっという間に姿を消してしまったため、「写楽の正体」に関する研究に明確な答えは出ていません。

その中で、最も写楽ではないか、と有力視されているのは能役者・斎藤十郎兵衛(さいとう じゅうろべえ)説です。

斎藤十郎兵衛は1763年の生まれとされ、1750年生まれの蔦重と13歳差。

大河ドラマ『べらぼう』で冒頭で描かれた明和の大火が1772年。

あの火事の際、蔦重22歳、唐丸9歳という設定は、ほぼイメージに近いのではないでしょうか。

唐丸の正体もう一つの可能性「歌麿」説

唐丸の正体のもう一つの可能性として、同時代の浮世絵師・喜多川歌麿(きたがわ うたまろ)説もなかなか有力のようです。

唐丸が描いた特徴的な画風

唐丸は花魁の下絵を見事に模写しました。

浮世絵師・歌麿といえば、何といっても「美人画」です。

ドラマで唐丸が描いた絵は、あまりにも有名なこの歌麿の特徴をほのめかしています。

デフォルメされた役者の大首絵を得意とする写楽に対して、作風という観点では「歌麿の方が可能性は高いのでは?」と言われています。

歌麿が花魁や遊女はもちろん、町娘を描くとそのモデルがたちまち江戸中で評判になったと言われています。

美人画=歌麿のイメージは、名妓・花の井をはじめとする吉原と蔦重の関係から、大河ドラマとしては自然な流れと感じられるのではないでしょうか。

蔦重と歌麿の関係性

天明年間末から、蔦重は狂歌に絵を加える狂歌絵本の出版に力を注ぎました。

この企画の中心となったのが歌麿でした。

蔦重は歌麿の代表作「画本虫撰」をはじめとする多くの狂歌絵本を出版し、二人の協力関係を深めていきました。

寛政3年、蔦重が罰金刑を受けた後、路線転換を迫られた彼は歌麿の美人画大首絵を出版することで、再び江戸出版界をリードする存在となりました。

この時期、歌麿と蔦重の関係は密接になり、互いの才能を活かし合う深い信頼関係を築いていったと考えられます。

唐丸=歌麿という設定の場合に気になる点

史実として記録に残っている歌麿は1753年まれ

蔦重は1750年生まれです。

『べらぼう』における横浜流星さんと渡邊斗翔くんの年齢差とは異なる点が気になります。

歌麿は青年期の放浪生活を経て、蔦重の店で世話になったとされています。

こちらもドラマの展開としては申し分のない“大人になった唐丸”の候補と言えるでしょう。

これらの要素が、視聴者に唐丸が将来の歌麿になるのではないかという予想を抱かせる理由です。

『べらぼう』大人になった唐丸を演じるのは誰?

大河ドラマ『べらぼう』では、歌麿を演じるのは俳優の染谷将太(そめたに しょうた)さんと公式に発表されています。

染谷将太さんは、2020年の『麒麟がくる』で織田信長を演じて以来の大河ドラマ登場となります。

大河ドラマでは、毎年順次追加キャストを発表する形をとっています。

今後は写楽が登場するのか、登場するとしたらキャストは誰なのか発表が待たれるところです。

まとめ

大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』でいつも蔦重のそばにいる謎の少年・唐丸。

第4回の放送で、唐丸が下絵を見事に模写し、蔦重を驚かせるほどの画力を披露したことから、唐丸の正体について、様々な可能性が噂されています。

最も可能性が高いとされているのは、同じように謎につつまれた東洲斎写楽説です。

ドラマの中での蔦重22歳、唐丸9歳という年齢設定もイメージ通りです。

もう一つの可能性としては、同時代の浮世絵喜多川多川歌麿説です。

唐丸が描く作風という観点では「こちらの方が可能性は高いのでは?」と言われています。

歌麿を演じるのは俳優の染谷将太さんと公式に発表されています。

果たして写楽は登場するのか、登場するとしたらキャストは誰なのか。

これからの展開に、目が離せませんね。

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