3月18日から開催される春のセンバツ「選抜高等学校野球大会」。
離島のハンデを乗り越え、「21世紀枠」に選出された長崎県立壱岐高校。
3月7日に行われた組み合わせ抽選会で、大会第3日の3月20日(木)の登場が決定しました。
第3試合でプロ注目選手がいる、名門・東洋大姫路高校と対戦します。
この記事では、以下のことについてご紹介していきます。
•「21世紀枠」に選出された壱岐高校
•対戦相手の東洋大姫路は全国制覇の実績あり
•壱岐高校VS東洋大姫路の戦力分析と試合予想
「21世紀枠」に選出された壱岐高校
壱岐高校は、昨年秋の九州大会ではベスト8でしたが「21世紀枠」として選出されました。
春夏通じて初めての甲子園となる長崎県立壱岐高校。
マネージャーを含む25人の部員全員が、離島である壱岐島の出身。
壱岐島の中学時代に九州大会や全国大会で実績を残した”黄金世代”と言われる、新3年生が現在の主力メンバーです。
長崎市内の高校へ進学する道もありましたが、「壱岐から甲子園」の合言葉のもと、離島から甲子園出場を目指すことになったのです。
◆「壱岐から甲子園」中学3年時の誓い、離島の困難乗り越え実現
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 20, 2025
記事は⇒https://t.co/gLKlgfeHMQ
選抜高校野球大会に21世紀枠で臨む壱岐は、玄界灘に浮かぶ長崎県の壱岐島にある。甲子園出場は春夏を通じ初。対外試合のために九州本土へ渡るには、船で約2時間かかる。#センバツ#壱岐 pic.twitter.com/wYSWMlhgsB
もともと野球熱の高い壱岐島。
市の広報誌で特集記事が急遽作られるなど、日に日に島民の期待が高まっています。
対戦相手の東洋大姫路は全国制覇の実績あり
壱岐高校の対戦相手の東洋大姫路高校は、全国制覇経験のある強豪校です。
壱岐から甲子園! https://t.co/fuCOIRn32l
— 【公式】壱岐高校野球部後援会 (@ikikoshien) March 8, 2025
これまで、春8回、夏12回甲子園に出場している伝統校。
1977年(昭和52年)夏の甲子園では、後に阪急ブレーブスでプレーする松本正志を擁して全国制覇。
他にも、多くのプロ野球選手を輩出しています。
•弓岡敬二郎選手(阪急ブレーブスの名ショート)
•長谷川滋利投手(オリックスバファローズからエンゼルスなどMLB)
•甲斐野央選手(埼玉西武ライオンズ)
•原樹里選手(ヤクルトスワローズ)など。
伝統的に圧倒的な破壊力のある打線というより、投手を中心に堅い守りと足を絡めた攻撃がチームカラー。
壱岐高校の戦力分析
壱岐高校の戦力の中心は、投手で3番打者、主将の浦上脩吾選手です。
抜群のコントロールと頭脳明晰な配球で、大崩れする心配がない安定感のあるピッチング。
中学時代からの経験豊富でマウンド度胸も十分です。
エースの後ろを守る守備陣は、二遊間を中心に堅実な守備を誇ります。
打線は長打力こそありませんが、「つなぐ」意識を徹底。
足を絡めて1点1点を着実にねらっていきます。
東洋大姫路高校の戦力分析
東洋大姫路高校の戦力の中心は、左右の2枚看板です。
身長・体重 183㎝・86㎏
中学時代 硬式野球の西宮ボーイズでプレー
東洋大姫路高校 1年生春からベンチ入り、1年秋からエースとして活躍。最速147㎞
昨年秋の時点で、阪下蓮投手を視察したプロのスカウトたちは、
「ひと冬超えて、平均球速が140㎞後半になれば来年ドラフトの目玉になる」
「バランスのいいフォームで、空振りがとれるのも魅力」と高評価です。
身長・体重 177㎝・78㎏
中学時代 硬式野球の宝塚ボーイズでプレー。
東洋大姫路高校 高校入学後に20㎞以上速くなり、現在の最速は142キロ。
元阪神タイガースの祖父に、甲子園での快投をプレゼントしたいと意気込んでいます。
プロ注目の右腕・坂下蓮、左腕・末永晄大の2枚看板を中心に、スキのない野球を展開するチームです。
壱岐高校VS東洋大姫路の試合予想
壱岐高校VS東洋大姫路の試合予想は、両チームの戦力を比較すると、プロ注目の投手を擁する東洋大姫路の優位という予想が一般的でしょう。
また、采配を振るう同校OBの岡田監督は履正社高校を率いて全国制覇を経験しており、甲子園での実績は十分。
大量得点が望めない壱岐高校としては、エース・浦上脩吾選手を中心に最少失点で前半をしのぎ、ロースコアの後半勝負に持ち込みたいところ。
少ないチャンスをしっかりとモノにして、甲子園常連校の焦りを誘う展開が理想的と言えます。
まとめ
3月18日から開催される春のセンバツ。
「21世紀枠」に選出された壱岐高校の対戦相手が東洋大姫路高校に決まりました。
東洋大姫路高校は、全国制覇経験のある強豪校。
プロ注目の右腕・坂下蓮、左腕・末永晄大の2枚看板を中心に、スキのない野球を展開するチームです。
壱岐高校の戦力の中心は、投手の浦上脩吾選手と、二遊間を中心に堅実な守備を誇ります。
打線は「つなぐ」意識を徹底し、足を絡めて1点1点を着実にねらっていきたいところ。
3月20日には、壱岐島からたくさんの応援団が駆けつけることでしょう。
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