NPB時代の広島カープで圧倒的な実績を残し、MLBでも活躍していた「マエケン」こと前田健太投手。
ここ数年は故障もあって、なかなか思うような結果を残すことが出来ませんでした。
MLBで3球団目となるデトロイト・タイガース入団後も苦悩の日々が続き、日本時間の5月2日、メジャー登録40人枠から外れ(事実上の)戦力外との発表がありました。
前田健太投手は、今後7日以内にトレードされるか、ウェーバー公示で獲得希望球団があれば移籍、なければリリースか、マイナー選手としてチームに留まるかを選択することになります。
以前よりあった前田健太投手の巨人へ移籍の噂が、現実味を帯びた形になってきました。
この記事では、以下のことについて詳しく解説していきます。
•前田健太が巨人へ移籍を噂される5つの理由
•前田健太はなぜ戦力外に?
•前田健太 MLBでの年俸や成績は?
•前田健太は日本球界へ復帰?引退?
前田健太が巨人へ移籍を噂される5つの理由
#タイガース から #前田健太 投手を40人枠から外すDFAとすることが発表されました。7日以内にトレードもしくはウェーバーでの獲得がない場合は、その後にマイナー降格またはFAとなります。#日本人選手情報 pic.twitter.com/ejbWTjAz59
— MLB Japan (@MLBJapan) May 2, 2025
前田健太投手は、タイガースの40人ロースターから外れ、事実上戦力外通告となってしまったのですが、以前から巨人へ移籍するのでは?と噂がささやかれていますが、確定情報ではありません。
日本球界復帰について質問されると、
「まだ何も決まっていない」「オファーがあれば……」と語る一方で
「200勝は日本で達成したい」とも語っている前田健太投手。
事実上戦力外となった今、前田健太投手の巨人へ移籍の噂が再び注目されています。
前田健太投手が、巨人へ移籍が噂される5つの理由をご紹介します。
巨人は先発投手が足りない
前田健太投手が巨人へ移籍すると噂される1つ目の理由は、巨人の先発投手陣の不足です。
•絶対的エース・戸郷翔正投手の不振
•MLB挑戦の菅野智之投手の穴を埋めることが出来ない
など、先発投手のコマ不足が課題となっています。
実績十分の前田健太投手は、チームが求めるピースとして先発ローテにピタッとはまる存在といえます。
高額な年俸を払える
2つ目の噂の理由は、巨人なら高額な年俸を払えうことができるからです。
現在、MLBで前田健太投手の年俸は1年約15億円。
NPBに復帰した場合、この数字はもちろんキープできないとしても、ある程度の大型契約が予想されます(例:田中将大投手は復帰初年度約9億円!)。
現在、NPBで最高年俸は東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手の6億円。
このクラスの年俸を払えるチームは限られており、
潤沢な資金を有する巨人であれば、その条件を満たしていると言えます。
奥様が在京球団を希望
3つ目の噂の理由は、奥様が在京球団を希望しているといわれていることです。
前田健太投手の奥様・早穂さんは、千葉県出身の元フリーアナウンサー。
高校は東京、大学も横浜(フェリス女学院大学)と首都圏で育っています。
大学卒業後は東海エリア、マエケンと結婚後は広島で生活し、現在は家族4人でアメリカ在住です。
お子様の教育を含めた家族の生活という観点で奥様は、「日本に戻るなら在京チーム」を希望するのでは、と予想されます。
88年世代・坂本勇人&マーくんの存在
4つ目の噂の理由は、88年世代・坂本勇人&マーくんの存在です。
1988年生まれの前田健太投手は、「プラチナ世代」とも言われる黄金の88年世代の中心的存在です。
かつては「ハンカチ世代」と称されたタレント豊富なこの学年。
現在の読売ジャイアンツには、同じくMLBから戻ったマーくん・田中将大投手や
3000本安打を目指す坂本勇人選手が在籍しており、この2人の存在が、
新しいステージとして前田健太投手も魅力を感じるのではないでしょうか。
カープ時代の盟友・丸佳浩の存在
5つ目の噂の理由は、忘れてはいけない、広島カープ時代の盟友・丸佳浩選手の存在です。
一学年下の丸佳浩選手はマツダスタジアムで一緒にプレーした好打者。
すでにベテランの域となり、今シーズンは故障もあって出場機会は減っていますが、まだまだその勝負強いバッティングは健在です。
東京ドームで「ピッチャー・マエケン」、「センター・丸」という布陣が復活するとプロ野球ファンは盛り上がることでしょう。
カープ女子をはじめとする赤ヘル応援団は複雑な心境かもしれませんが……。
前田健太はなぜ戦力外に?
前田健太投手が戦力外になったのは、2021年にトミー・ジョン手術の影響や故障・防御率の悪さが原因だと思われます。
2024年デトロイト・タイガースは若手投手の躍動によりポストシーズン進出しましたが、前田健太投手自身はMLB通算1000奪三振を記録したものの3勝7敗の成績で期待に応えることは出来ませんでした。
移籍後はウイルス疾患で故障者リストに入ったり、2年目も開幕から調子が上がらずここまで7試合にリリーフ登板し防御率7.88。
与四球率や四球率が自己最悪レベルまで低下し、苦しんでいました。
残念ですが、タイガース首脳陣の決断もやむを得ないのでは、というのが率直な感想です。
前田健太 MLBでの年俸は?
前田健太投手のMLBの年俸をご紹介。
•2015年のオフにポスティングシステムを利用してLAドジャースと約36億円、8年契約。
•2019年オフにミネソタ・ツインズへトレード。
•2023年オフにデトロイト・タイガースと約35億円、2年契約。
※約35億円の支払い内訳(2023年は20億円・2024年は15億円)。
前田健太投手のMLB年俸合計は、10年間で約71億円です。
NPB時代の年俸とは比較にならない金額……まさにアメリカンドリームですね!
前田健太 MLBでの成績は?
MLBでちょうど10年目の前田健太投手は226試合に登板(うち先発は172試合)。
MLBでの通算成績は、68勝56敗6セーブ。防御率4.20です。
NPB時代のような圧倒的な数字を残してはいませんが、海を渡った日本投手の中で通算勝利数は第5位。
第1位:野茂英雄投手(123勝)
第2位:ダルビッシュ有投手(110勝)
第3位:黒田博樹投手(79勝)
第4位:田中将大投手(78勝)
第5位:前田健太投手(68勝)
松坂大輔投手の56勝を上回っているのですから、さすがマエケン!ですね。
(ちなみに大谷翔平”選手”は現在38勝です)。
前田健太は日本球界復帰?
前田健太投手が日本球界復帰する可能性は大きいと思われます。
前田健太投手本人はもちろん、ファンも待望の日米通算200勝達成への強い想いがあるからです。
メディアに対しても「200勝は日本で達成したい」「オファーをもらえるような選手でありたい」と語っている前田健太投手。
1988年生まれの前田健太投手は、数少なくなった「昭和生まれ」のプレーヤー。
すでに37歳であり、野球選手として最後のステージは日本で……と考えているのではないでしょうか。
前田健太は引退?
前田健太投手が、引退を選択する可能性は低いと思われます。
これまで、MLBに挑戦した日本人選手の多くが、数年間アメリカでプレーした後に再びNPBのグランドに立つ選択をしています。
全体的な印象としては、渡米前のピーク時と比較すると、年齢的なこともあってほとんどのプレーヤーが力はやや落ちている感は否めません。
それでも、「さすが!」とファンを唸らせるプレーを披露してくれるケースもあります。
たとえ数字的には物足りなさはあっても、躍動感のあるあのピッチングをもう一度見たい、と
強く願っているファンがたくさんいるのではないでしょうか。
まとめ
日本時間の5月2日、メジャー登録40人枠から外れ事実上の戦力外通告を受けたと発表になった前田健太投手。
前田健太投手は、今後7日以内にトレードされるか、ウェーバー公示で獲得希望球団があれば移籍、なければリリースか、マイナー選手としてチームに留まるかを選択することになります。
「200勝は日本で達成したい」という思いがある前田健太投手に早くも、巨人への移籍が噂されていますが確定情報ではありません。
同年代のマー君、坂本勇人選手も在籍しており、日本一奪回を目指す巨人にとって、
マエケンはぜひ獲得して先発ローテーションに入ってほしい存在です。
いずれにしても、数日以内には、方向性が見えてくると思いますので、静かに待っていましょうね。
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