美生川でニジマスは釣れる?ヒグマ対策や妖精伝説にも迫る!

道東エリア

北海道・十勝川支流の一級河川である美生川(びせいがわ、芽室町を通る川)では、ニジマスが釣れます。

美しい七色の輝きを放つ魚「レインボートラウト」と呼ばれるニジマスが、川底の石がよく見えるくらいキレイな水の美生川で釣ることができます。

ニジマスが棲む場所は、美生川の上流部辺りで、6月~9月くらいまでがおすすめの時期と言われていますが、この時期はヒグマも活発に行動する時期なので、しっかりとヒグマ対策をして楽しみたいですね。

この美生川が流れる芽室町には、妖精が暮らしていたのでは?といわれる「妖精伝説」があります。

この記事では、美生川ではニジマスは釣れるのか、ヒグマ対策や妖精伝説、アクセス方法などを詳しく解説します。

美生川(びせいがわ)の名前からもキレイな川が想像できますね。

美生川でニジマスが釣れる理由

美生川でニジマスが釣れる理由は、美生川にニジマスの生息できる条件が揃っているからです。

ニジマスの生息できる条件は、夏でも低い水温や渓流域、酸素を多く含む川といわれており、その全てを美生川は満たしています。

美生川は、芽室町域を南西部から北東へ流れる十勝川水系の一級河川です。

美生川でニジマスが釣れるポイントは、中美生橋や美生大橋の辺り、もっと上流の、美生ダム下の辺りでもニジマスが釣れるようです。

美生川のニジマスは、「幅広でキレイなニジマスが釣れる」と話す釣り人もいます。

美生川のニジマス釣りは、春から秋までがおすすめの時期と言われていますが、美生川は流れが早い川で水温も低いですので、足元に十分注意して釣りを楽しみましょう。

美生川の釣りにはヒグマ対策!

美生川でニジマスを釣る時はヒグマに注意する必要があるので、ヒグマ対策をしましょう。

美生川でニジマスが釣れるポイントは、同時にヒグマの出没エリアでもあります。

事前に最新の「ヒグマ出没情報」を入手し、近日前に美生川で出没情報がある場合は釣りをやめましょう。

美生川でニジマスを釣る時は、熊よけの鈴は必須ですが、その他防犯ブザー・笛も効果的と言われています。小型ラジオ持参もおすすめです。

ウェーダー・ベスト(釣りのスタイル)などに着替える時は、必ず見通しの良い場所で着替えるようにしましょう。見通しの悪いところで着替えや準備をしている途中で、突然熊が出没するかもしれません。

また、ニジマスを求めて美生川上流へ進むと、林道に「届出BOX」があります。

遭難した場合の記録を残しておくため(任意)のものですが、もしもの時のために、記録を残しておくことをおすすめします。

美生川の自然の中で、ニジマスに出会える素晴らしい体験ができますので、最後まで安全に楽しみたいですね。

美生川で渓流釣りをする際の注意点

美生川の渓流釣りをする時の注意点は、釣りを始める前に、川の水量・川の水の色のチェックを必ずしましょう。

降雨量によって、川の水量が増えたり、水の色が濁っている時など、いつもと違うな、と危険を感じたら無理をせずに中止することも考えましょう。

また、美生川の渓流釣りをする時は、水筒やペットボトル飲料など、水分を持参しましょう。

美生川の渓流釣りは、ウェーダーを着用して、川の中や滑る石、木などを避けながら歩くため想像以上に体力を使いますし、遮るものがない大空の下を歩きますのでのどが渇きます。

しかし、のどが渇いても絶対に、北海道の河川の水を飲んではいけません。

北海道の河川には、キツネなどの動物に属する寄生虫エキノコックスがいる可能性が高く、それは人間にも寄生し腎臓などの内臓系を破壊する危険性があるからです。

荷物になってしまいますが、水分補給は重要ですので美生川の渓流釣りをする時は持ち歩きましょう。

美生川が流れる芽室町の小さな「妖精伝説」とは?

北海道がまだ蝦夷地と呼ばれていた頃、美生川が流れる芽室町・新嵐山の付近に、小さな妖精たちが暮らしていたという「妖精伝説」があります。

普段は洞窟のような家に住み、近くを流れる美生川で魚を獲り、緑あざやかな山の中では野草を採集。身体は小さくても、賢くて勇敢な妖精たちは、狩猟を中心とする生活を営んでいました。

ところが、ある時、よその地域からサケを追って美生川沿いに大きい人々がやってきて、小さな妖精たちの砦にやってきました。

小さな妖精たちは力を合わせて守ろうとしましたが、ついに降参して、この地を離れることとなり、どこかへ去ってしまったのです。

小さな妖精は恥ずかしがり屋で、なかなか人前に姿を見せてくれませんが、真夜中になると食べものをそっと置いてくれる優しさがあり、人々に幸せをもたらす妖精として愛され続けてきました。

北海道には各地に小さな妖精のお話が伝わっていますが、広大な十勝平野の芽室町にも、恥ずかしがりやで人前に姿を見せない、かわいらしく不思議な妖精の伝説が残されています。

美生川の位置とアクセス方法

美生川のニジマスが釣れるポイントは、車で行くのが便利です。

釣り道具や着替えなど、積み込む荷物がたくさんありますので、自家用車がおすすめです。

具体的なアクセス方法は以下のとおりです。

車を利用する場合

中美生橋の最寄り駅は、JR芽室町駅です。

ニジマスの釣りポイントはいくつかありますが、ここでは、その中の1つと言われている「中美生橋」下流辺りをご案内いたします。

芽室町町内→道道420号線経由、(所要時間:約13分、約8㎞)→中美生橋下流辺り

中美生橋:北海道河西郡芽室町

まとめ

日高山脈の芽室岳付近に源を発し南に流れる美生川では、ニジマスが釣れます。

美生川でニジマスが釣れる時期は、春から秋にかけてと言われていますが、その時期はヒグマも活発に行動する時期ですので、注意が必要です。

美生川でニジマスを釣る時は、鈴や笛、防犯ブザーなどを持ち、見はらしの良い場所で着替えるなど対策が必要です。

また美生川が流れる芽室町には、恥ずかしがりやで人前に姿を見せない、かわいらしく不思議な「妖精伝説」が残されています。

美生川の自然の中で、美しい七色の輝きを放つニジマスに、安全に楽しみながら出会いたいですね。

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